北品川の現代美術館
原美術館へ
「サイ トゥオンブリー:紙の作品、50 年の軌跡」を
見に行ってきました。
実業家の邸宅だった美術館で、著名な建築家、渡辺仁による建物は、
現代美術の展示にぴったりです。
銀座の和光本館や東京国立博物館本館なども、
この方の作品なのだそうです。
さて、サイ トゥオンブリーとは、
ヴァージニア州出身で、
私には魅力を理解し難かったのですが、
熱心に観覧している方が多くいらして、
図録も売り切れていたほどの人気でした。
原美術館のHPから、作風についてを一部掲載させていただきますね。
(1912-56)に代表される《抽象表現主義》が美術界を席巻していました。したがってトゥオンブ
象徴とも記号とも言えるような形態を描いた時期がありました。トゥオンブリーの特色である、
一見《子供の落書き》のような即興的作風は初期から見られますが、それに一脈通じるものもあ
ります。ポロックはやがて有名な《アクションペインティング》へ移行しますが、抽象表現主義の傾向はむしろ、後期のロスコのように、色彩の面の広がりによる画面構築=《カラーフィールドペインティング》に向かって行きます。しかしトゥオンブリーは自らのスタイルにこだわり、手で描く
という身体的所作によって内なるエネルギーを画面にぶちまるような即興性と激情性を保持し続
けました。』
2階の奥に『My Drawing Room』という、
奈良美智さんのアトリエを再現した、
アート作品がありました。
小さな部屋全体がアートになっていて、
奈良さんの世界感が伝わってきて、とても楽しい。
奈良さんの白いワンちゃんもいっぱいいましたよ。