アールデコとモード展 三菱一号館美術館

アールデコファッションの女性が描かれた絵画も見どころ。

ジャクリーヌ・マルヴァル「ヴァーツラフ・ニジンスキーとタマラ・カルサヴィナ」

バレエ・リュス(ロシアのバレエ団)のスターの2人がモデルです。

モンパルナスの貴公子と呼ばれていたキスリングの作品。 エコール・ド・パリの画家です。

 

これはデュフィ1920年代ファッションの女性がいっぱい!このようなデュフィ作品は初めて見ました。

デュフィのデザインによるテキスタイルのドレスもありました。

軽やかなモチーフに、デュフィの魅力が溢れていました。

 

フランソワ・ポンポン「シロクマ」

フランソワ・ポンポン「バン」

シロクマは何回か見ていますがこちらは初かも。

ズラリと並んだヒールだけ。一つ一つ細やかなデザインが施され、アクセサリーのように美しいです。

マルティーヌ  テキスタイル

1920年代に活躍したクチュリエがデザインした洋服や、小物、デザイン画、広告イラストが展示されています。

ジュエリー、靴、鞄などからも時代の空気が伝わってきます。

アールデコ風スタイルで見に来ている方もいらっしゃって、気分は1920年代!

わずか100年前ですが、健康に良くないとされるコルセットを外し、女性が社会進出を始めた時代。

アール・ヌーヴォーとは違い、直線的で機能的、身体に優しいデザインでありながら、とってもモダンで優雅です。

ポール・ポワレを先駆者とし、シャネル、ランバン、パドゥなどパリ屈指のメゾンが生み出したドレスたち。

1920年代から今でも色褪せないクチュリエのドレスに魅了されました。

世界でも有数の服飾研究機関である、京都服飾文化研究財団のコレクションを存分に見ることができました。

 

 

名古屋市 ヤマザキマザック美術館

ヤマザキマザック美術館https://www.mazak-art.com/

名古屋市にあるヤマザキマザック美術館。工作機械メーカーのヤマザキマザック株式会社の創業者、山崎照幸氏が収集した西洋美術のコレクションが常設展示されています。ブーシェが見たいと思ってここに来たのですが、目にしたのは世界屈指の絵画の数々。ヴァトーやブーシェフラゴナールシャルダンなど「ロココ時代」から、「新古典主義」のアングル、ドラクロア、そして印象派やエコール・ド・パリから20世紀絵画までも見ることができます。

18世紀から20世紀までのフランス美術200年の流れを一望できる!それがヤマザキマザック美術館!

ヨーロッパの美術館のようなエレガントでゆったりとした展示会場、無料貸し出しの音声ガイドなどにも、美術を楽しみに訪れた人たちへの心遣いを感じます。しかも名古屋駅から3駅の新栄町駅直結というアクセスの良さ。

グッズショップにはトートバッグやネイルシール、折り畳み傘などが並びルドンの色彩が溢れていました。ルドンが評論した画家の絵はがきやマグネットなども。次回は時間に余裕をもって、カフェで優雅にくつろぎたいものです。

ガレやアンティーク家具のコレクションについては写真をご覧くださいね。

美術館通の友人たちにも意外と知られていないようで、オススメすると驚かれます。

 

企画展は「オディロン・ルドン 夢の交叉 画家として、批評家として」2月23日までです。

 

オディロン・ルドンの展覧会は、東京でも見る機会がありますので、ルドン展を見にきたというより、ヴァトーやブーシェなど、壮大なヤマザキマザックのコレクションに期待して来てみました。

批評家としてのルドンという、所蔵作品を批評する展示が珍しくて、とても面白かったです。ルドンという人がリアリティをもって近くに感じられました。

 

ブーシェアウロラとケファロス〉1745

ロココ代表のブーシェ、大作です!

ヨーロッパの美術館にいるような優美な内装は、ブーシェによく似合います。

 

 

フラゴナール〈キューピッド〉

ユベール・ロベール

 

ジェリコー

ブーシェ〈恋文〉

ウードリ

パテル

ランクレ

パテル

シャルダン〈兎と獲物袋と火薬入れ〉

ヴァトー〈夏の木陰〉

ほんとうに魅力的な作品です!ぜひぜひご覧いただきたいです。

こちらの美術館はガラスやアクリル板が入っていない作品がほとんどで、細部までよく見ることができるのです。

制作する姿やこの時代の様子など、想像が広がる幸せな時間です。

 

グルーズ

お出迎えとお見送りしてくれるのは、マリー・ローランサン〈シェシア帽を被った女〉

ヤマザキマザックさんへの感謝の気持ちを胸に、新幹線に乗り東京へ帰りました。

SOMPO美術館「モーリス・ユトリロ展」12月14日までです。

 

エコール・ド・パリの代表とされるユトリロは、他の誰とも似ていない存在でした。

漆喰の壁を石膏や砂で表し、表面のざらざら感や建物の風化を描いた「白の時代」。

同じアングルの絵が何枚もありますが、ユトリロはこれらを絵葉書や写真を見ながら制作していたということです。

 

白の時代は1915年から停滞期に入り、対戦後に訪れたのは「色彩の時代」。華やかな彩りの作品も多いですが、ユトリロを金づると見なした義父によりサン・ベルナールの古城で自由を奪われ軟禁生活のような暮らしをしていたのです。

ここでユトリロは絵葉書と記憶を頼りに定規とコンパスで下書きをし原色に近い色彩で絵を描き続けました。

 

ユトリロの人生と画業を、ぜひ合わせて鑑賞してみてください。

生い立ちからのユトリロの人生をまた重ねることで、より深い鑑賞になると思います。

 

 

 

 

 

 

ユトリロ展のファスナーつきのポーチ、美しいです。ほかの絵もありました。

とっても素敵!ひまわりのミニクリアファイルも購入。

魅力的なグッズも揃っているので、ぜひお出かけください。

新潟市美術館 「はじめましての西洋画絵画」展

新潟に行ってきました。

新潟市美術館に行きました。

レジェの「読書」がお出迎え。モザイクタイルでできていて色のトーンが美術館の雰囲気にピッタリです。溶け込みながら映えています。

懐かしい空気が流れているような美術館!雪国の方たちは、ここに来るとどれほどあたたかな気持ちになりリラックスできることでしょうか。きりっとした晴れ舞台感があるのに緊張させない、子供の頃に戻ったようなわくわく感が身体中に広がっていきます。

 

新潟市美術館前川國男氏の建築作品。

前川國男さんは新潟市出身で、こちらは新潟に戻った晩年の作品なのだそうです。

山田五郎さんの記事をリンクさせていただきます。次回はこちらを参考に前川國男建築、コルビュジエ建築の趣をつぶさに見たいと思います。

 

開館40周年記念 長坂コレクション はじめましての西洋絵画

2026年01月12日(月)までです。

 

長野市在住の所蔵家・長坂 剛(たけし)氏は、長年にわたり「伝統的な絵画手法によって描かれた正統派のヨーロッパ絵画」を蒐集してきました。

長坂氏のコレクションより、17世紀のバロック美術と19世紀の近代絵画を中心に58点の油彩画を見ることができました。

バロック美術の栄えたスペイン、イタリア、フランス、そして、フランドル(現在のベルギーやオランダ)、近代絵画においては、イギリス、ロシアなど、さまざまな国の作品が並んでいます。

知らない画家ばかりでしたが、その絵画が描かれた時代がよくわかる展覧会でした。

 

 

新潟駅近くの敦井美術館はビルの1階にあり小さいけれど大変上質な美術館でした。新潟市の事業家、敦井榮吉氏のコレクションで、どれを見ても品の良い美しさにうっとりします。個人のコレクションだからこその魅力です。

横山大観 菱田春草 小林古径 川合玉堂などの秋らしい作品が楽しめます。

図録で知ったのですが小林古径は新潟の人なのですね。美術館があるのですが遠くて行けませんでした。残念です。

第4回 AО会 藤沢市民ギャラリー 19日までです

国画会会員 国展出展の作品です。

近くで見られるチャンス!

見れば見るほど楽しくなってくる、夢のあるチャーミングな作品ですので、じっくり鑑賞してくださいね。

色が明るく可愛らしいアクリル画です。

部屋をオシャレな雰囲気にしてくれそう。アクリル画もよいものですね。

 

湘南美術アカデミーの徳弘亜男先生のクラスの展覧会です。

「徳弘油絵・アクリル画教室」のメンバーの皆さんの作品が並びます。

明るい彩りで楽しい作品ばかり。

絵を描く喜びが会場に満ちています。

 

小田急湘南gate 6階です。

ぜひお立ち寄りください。

横浜 そごう美術館「ネコづくし」展9月2日までです

 

みんな大好き!?

猫たちが主役の展覧会です。
今も昔も人々を魅了するネコは、愛玩動物としてだけではなく、化け猫だったり女性だったり歌舞伎役者だったり。さまざまな姿で美術や文学においても盛んに表現されてきました。

古くは平安時代の『源氏物語』の中に宮廷で愛される猫が登場しています。江戸時代になると猫はいっそう身近な存在になり、肉筆画や浮世絵版画に人と暮らす猫の姿が多く描かれるようになりました。

ネコの体が柔らかいのは240本もの骨があるからだそうです。ネコを絵文字にした作品もありますがネコの特性ならではですね。ちなみに人間は200本。

黒白のぶち柄が野良猫に一番多い柄だったらしいです。

ネコについていろいろ知ることができました。

ネコは完全肉食性で、野性的な環境では鳥や鼠などの小型生物を狩猟し、食料としています。私たちが「猫らしい」と思う仕草のほとんどは、単独行動の待ち伏せ型ハンターならではの習性なのだそうです。


ネコづくし展では、大の猫好きの浮世絵師・歌川国芳をはじめとした浮世絵版画による魅力的なネコの姿がたくさん見られます。ネコ好きにはたまらない可愛さ、面白さです。

 

31名の絵師の作品(すべてネコがどこかにいます。探してくださいね。着物の裏地だったり)が一堂に並ぶのも魅力です。

美人画で有名な鈴木春信(鈴木春信の美人が好きです)の美人と猫の組み合わセは本当に美しい!

河鍋暁斎のネコはおどろおどろしいのです。


鈴木春信、鳥文斎栄之、歌川国貞(三代豊国)、渓斎英泉、歌川国安、歌川広重歌川国芳葛飾為斎、歌川芳藤、歌川芳春、歌川芳虎、河鍋暁斎、落合芳幾、望月玉泉、豊原国周、楊州周延、月岡芳年、二代卍楼北鵞、歌川藤よし、貞広、歌川国利、小林清親、小林幾英、四代歌川国政、歌川国晴、山崎年信、尾形月耕、山本昇雲、高橋弘明、木村荘八、ポール・ビニー

なんと豪華な顔ぶれでしょうか。

1924年 村上弘明「ジャパニーズ ボブテイル」


私たちを惹き付けてやまない奥深い猫の魅力をお楽しみください。
9月2日までです。