SOMPO美術館「北欧の神秘」9日までです。

 

こちらはムンク

 

 

 

テオドール・キッテルセン

〈トロルのシラミ取りをする姫〉1990

 

クリスマスに飾る可愛いトロルとはまったく違う毛だらけの大きなトロルにビックリ。これが本物の?トロルなんですね。

北欧の人がずっとトロルを大切にしてきたことが、よくわかりました。

 



SOMPO美術館「北欧の神秘」9日までです。

SOMPO美術館で
「北欧の神秘ーノルウェースウェーデンフィンランドの絵画」展を見てきました。

19世紀から20世紀初頭に描かれた絵画約70点を見ることができます。
ほとんどが日本初公開。私が
知っているのはムンクのみでした。

自然、妖精、英雄、都市というテーマごとに作品が展示され、ひっそりとフクロウの鳴き声や、鐘の音が聞こえてきます。
作品の魅力と環境音により没入感が得られ、鑑賞体験が深まります。

ヨーロッパの画家たちの影響を受けたさまざまな作風の作品があり、北欧の自然風景、北欧神話や民間伝承の物語など北欧ならではのモチーフが魅力です。
どの作品にも強く惹きつけられ、たいへん有意義な展覧会でした。
「北欧」の特別感、画家たちの北欧愛が伝わってきます。
ぜひお出かけくださいね。

 

国立新美術館「98th国展」13日までです

六本木の国立新美術館で、

98th国展 開催中です。

 

湘南美術アカデミーの講師の先生の作品をご紹介いたします。

会員 蝦名協子先生

「人・これからの一歩」

会員 徳弘亜男先生

「林のあるじ」

会員 小川浩司先生

「東都佃沖・鳥越の不二より」

小川先生の教室はまもなく開講いたします。

 

蝦名教室の生徒さんで会友の皆さんの作品

二宮文子さん

冨田多佳子さん

日塔憲夫さん

磯英海さん

 

 

 

見ごたえのある素敵な作品がいっぱい!

絵画部、版画部、彫刻部、工芸部、写真部があります。

ぜひお出かけください。

 

根津美術館 特別展「国宝・燕子花図屏風-デザインの日本美術-」5月12日まで

燕子花図屏風を中心にすえ、近世の作品をとりあげながら、デザインの観点から日本美術をみつめた展覧会です。

 

 

10日の燕子花。

見頃は過ぎてしまいましたが、眺めながらお庭を散策できるのは根津美術館ならではのお楽しみ。

尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」は絵とデザインの境界線上に位置する作品です。画家の絵筆の介在、平面上の幾何学的なレイアウトが作品の核心であるのも間違いありません。

燕子花図屏風の示すデザイン性、装飾性は、日本の美術が古来、内包してきたものです。日本における工芸品の意匠と絵画の親密な関係も特筆されています。

一方、燕子花図屏風は草花図でありながら和歌や物語とも関わると考えられていますが、それはデザインによって文学世界を象徴的に表しているとも言えます』

神奈川県立歴史博物館 「近代輸出漆器のダイナミズム―金子皓彦コレクションの世界―」展

横浜正金銀行旧本店本館を活用した博物館。明治37(1904)年竣工の歴史ある建造物です。

 


関内にある、神奈川県立歴史博物館で 「近代輸出漆器のダイナミズム―金子皓彦コレクションの世界―」展を見てきました。


輸出工芸のコレクターとして長年、海外を中心に蒐集してきた、金子皓彦先生のコレクションから、芝山漆器や、静岡・会津などの産地で制作され、横浜を通じて海外へ渡った輸出漆器を中心とした展覧会です。


同時代に漆器と括られることもあった、寄木細工や木象嵌などの輸出向けの木工芸が展示され、近代輸出漆器の驚くべき魅力に触れられます。

開港後にはパリ万博で注目を集め輸出が本格化したため国内向けとは違う、西洋の趣味を反映した漆器が作られました。

衝立や飾棚といった大きな家具から小箱やアルバムの表紙などの小さな土産物まで、和の文化に西洋の嗜好が融合した漆器のデザイン性には目を見張るものがあります。

明治時代の箱根の飾り棚は、2階建ての日本家屋を太鼓橋でつなげた奇抜な意匠!

 

横浜は、輸出漆器の中心地で国内各地で生産された漆器が集められ、輸出される貿易港でした。さらに、各地から漆器商や職人が移り住み、近代では有数の漆器の産地ともなりました。なかでも貝や象牙などを立体的に象嵌する芝山漆器は、その花形だったそう。

動物の骨を繊細に加工しダイナミックに使用した芝山漆器はかなりの迫力!

 

海外向けのため日本にはほとんど残っていなかった漆器を里帰りさせた方が金子先生です。今回の展示の90%が先生のコレクションです。

金子先生は、世界的な美術品だけでなく、既存の学問体系では重要視されてこなかった、藁細工、竹細工など、その時代や人々の生活、心持ちがわかるような工芸品にもあたたかく好奇心あふれる眼差しを注ぎ続けていらっしゃいます。

金子先生が半世紀以上かけて蒐集したさまざまなものが並ぶお部屋にも驚きがいっぱい!なんという器用さ、愛らしさ、センスのよさ、日本人の深い魅力に気付かされます。

 

 

近くには旧富士銀行横浜支店を活用した東京藝術大学があります。

泉屋博古館「ライトアップ木島櫻谷」5月12日までです。

「コノシマオウコク」と、読み方さえ知らなかった2018年の泉屋博古館での展覧会

すっかり魅了され、それ以来、木島櫻谷ファンになっています。2023年「山水夢中」展 

大正中期に大阪茶臼山に建設された住友家本邸を飾った「四季連作屏風」が展示されています。

独特の絵具を用い顔料を厚く盛り上げ筆跡を立体的に残し油彩画のような筆致に挑戦した大正期の作品。

桜、かきつばた、菊、梅。近づいてじっくり見たり離れて眺めたり、4作を一度に味わったり、、、櫻谷の美が集まった展示室の居心地がよく、立ち去り難い思いです。

 

師匠の今尾景年は、写生を重視した円山応挙の系譜を受け継ぎ、櫻谷も、どこへ行くにも画帖を持ち歩き描写力を磨きました。

それに加えて、櫻谷は幅広いテクニックを駆使した。油彩画のような表現、そして近代的な表現による新しい日本画を創造していきました。

そのテクニックが際立つ作品が

「寒月」。日本画的な様式美に油絵風に岩絵具を重ねたドラマチックな作品です。

木島櫻谷を知るきっかけとなった展覧会でこれを見たときには、

自分も雪原の中にいるような臨場感を感じたものです(泉屋博古館東京で2回見ています)

夏目漱石はこれを見て「写真屋の背景にしたほうが適当」と酷評したそう。

櫻谷のセンスのルーツには、狩野派の絵師だった祖父、そして 高級調度を納入する「有識舎」という店を継ぎ絵や和歌、茶の湯に造詣が深い父親がいます。この店を訪れる芸術家や知識人の中には陶工の永樂保全篆刻家・茶人の山本竹雲、そして岸派の絵師・岸竹堂がいたそうです。

木島櫻谷は父親の知己で、当時の京都画壇における大家であった今尾景年に弟子入りします。景年は「櫻谷」の号を与え、父を早く亡くした櫻谷の父親的存在だったそう。また櫻谷は「論語読みの櫻谷さん」と言われるほどの漢籍書物の愛読家であったそうです。

櫻谷の作品を見ると、清らかな華やかさとともに文人画を見たときのような心持ちになるのは、そうした背景があるからでしょうか。


この展覧会では、江戸時代中期(18世紀)京都で生まれた丸山四条派の代表的な画家たちによる花鳥表現を併せて展示することで「大正の呉春」「最後の四条派」と称された櫻谷の「生写し」表現の特質をライトアップしています。

 

岸連山の「寒月照梅花図」がとても気に入りました。この水墨画にとても魅かれ、水墨画を習いたいと思ったのでした。

 

 

横須賀美術館「日本の巨大ロボット群像」展4月7日までです。

鉄人の変遷とともに社会情勢も分かる展示です。

こんな玩具をもらった子どもは嬉しかったでしょうね。

かなりのクオリティ、本格的です。

 

 

最初のロボットアニメは1963年生まれの鉄人28号

その後、マジンガーZ機動戦士ガンダムが生まれ、それらに影響を受けて、魅力的なロボットがデザインされてきたのだそう。

日本独自といえる進化と広がりを見せてきたデザインの変遷には、空想上のロボットという荒唐無稽な存在に、映像的なリアリティを与えるためにデザインや設定上での創意工夫があるのです。

あまり巨大ロボットに馴染みのなかった私も、巨大ロボットに凝縮された魅力を知り新たな世界をみた気持ちでした。

横須賀出身のメカニックデザイナーの草分け的存在、宮武一貴氏(スタジオぬえ)の作品

実物大のガンダム

巨大ロボットの大きさと設定上のメカニズムを知ることができる展覧会です。

 

架空の存在であるロボットにリアリティを与えた内部図解

 

横須賀美術館「日本の巨大ロボット群像」展4月7日までです。

国立新美術館「マティス 自由なフォルム」展5月27日までです。

「生命の木」のための習作

室内装飾や祭服などすべてのデザインを手掛けた、ヴァンスのロザリオ礼拝堂。

時間によって移り変わる光の様子が体験できます。

 

切り紙絵の超大作も見られます。

4連作の一番最初に手掛けたとされる。 素描の痕跡が多く見られる「ブルーヌード」

青の重なりや形から、体の柔らかい部分、硬い部分が感じられます。

 

 

 

マティスが後年愛した切紙絵に焦点をあてた展覧会です。

 

また、彫刻家としてのマティスの魅力に驚かされる展覧会でもあります。

「ジャネットV」は髪の毛がなく、おでこ、鼻など、形状をデフォルメしてくっつけている感じ。
滑らかにしていけば、女性らしい顔立ちになりそう、、、
と思ったりしつつ、初めて見る迫力と可愛らしさがあるジャネットVに魅了されながら、しばし眺めてしまいました。

初期のフォービスム作品や南仏のアトリエで描かれた作品を通して、切り紙絵ヘと至った道を知ることができます。

色や形や構成が魅力的なマティスの絵画、切り紙絵は部屋に飾りたくなるNo.1です。

マティス自身が部屋に飾っていたモチーフそのものを描いている親密な作品だからかしら。