山種美術館「日本画の教科書」京都編 2月5日までです。お見逃しなく

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山種美術館に、「日本画の教科書」京都編ー栖鳳、松園から竹喬、平八郎へーを見に行ってきました。
 
この特別展は、山種美術館のコレクションを代表する日本画を厳選し、
京都画壇と、東京画壇と二回に分けて展示をする企画です。
今回は、京都画壇です!

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また見たい!と思っていたあの作品、この作品を見ることができるチャンスが来るとは・・・しかも一堂に!!
西の日本画の宝箱のような展覧会です。

「西の栖鳳、東の大観」と言われた
竹内栖鳳の「班猫」 体の形、手触り感、そして青い瞳と表情。やっぱりこの猫が一番!

村上華岳「裸婦図」 特にもう一度見たかった作品です。なぜかクリムトの作品を思い出すのです。
観音様のような目元、顔立ち。インドの女性のような装飾と、見どころいっぱいで豪華なのですが、全体にベージュの濃淡のような色合いで、「祈り」が静かに心に入ってきます。

上村松園「新蛍」
上村松園「牡丹雪」 松園グリーンがたまりません。ティファニーブルーといい、松園のグリーンといい、誰にも好まれる上品な色だと思います。

年末に見たティファニーの映画で知ったのですが、ティファニーブルーは、「コマドリの卵」の色だそうです。誰にも好まれる色という事で採用となったそうですが、
松園はどのように、このグリーンを見つけたのでしょうか?
自分らしい色として、誰にも好ましく記憶してもらいたいと考えた色なのでしょうか?

コマドリの卵の色って、本当に、まったくティファニーの色なのです!)

田能村直入「百花」 グッチのスカーフの日本画版として、ぜひ欲しいと今回も思いました。前回の記事はこちら。

山元春挙「火口の水」 写真を取り入れたかのように表現された「水」に目が釘付けになりました。

西村五雲「白熊」 これは想像で描いたのでしょうか?北極でデッサンをしてきたかのような本物感が伝わってきます。


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この作品のみ撮影可能でした。

京都画壇の作品50点以上は、
見どころ、見応えがありすぎます。
日本画って渋いイメージ・・・と思っていらっしゃる方に、ぜひ見ていただきたいです。
お勉強したい方はもちろん!日本画の教科書ですから。

京都編は2月5日までです。
お早めにご覧ください。


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恵比寿ガーデンプレイスの入り口にできた、食パン専門のベーカリーと自家焙煎カフェ
パン購入は相変わらずの行れルですが、朝のカフェは空いています。

以前サンジェルマンカフェだったところです。
サンジェルマンカフェも、のんびりゆったりしていてよかったですけれど。