国立新美術館「マティス 自由なフォルム」展5月27日までです。

「生命の木」のための習作

室内装飾や祭服などすべてのデザインを手掛けた、ヴァンスのロザリオ礼拝堂。

時間によって移り変わる光の様子が体験できます。

 

切り紙絵の超大作も見られます。

4連作の一番最初に手掛けたとされる。 素描の痕跡が多く見られる「ブルーヌード」

青の重なりや形から、体の柔らかい部分、硬い部分が感じられます。

 

 

 

マティスが後年愛した切紙絵に焦点をあてた展覧会です。

 

また、彫刻家としてのマティスの魅力に驚かされる展覧会でもあります。

「ジャネットV」は髪の毛がなく、おでこ、鼻など、形状をデフォルメしてくっつけている感じ。
滑らかにしていけば、女性らしい顔立ちになりそう、、、
と思ったりしつつ、初めて見る迫力と可愛らしさがあるジャネットVに魅了されながら、しばし眺めてしまいました。

初期のフォービスム作品や南仏のアトリエで描かれた作品を通して、切り紙絵ヘと至った道を知ることができます。

色や形や構成が魅力的なマティスの絵画、切り紙絵は部屋に飾りたくなるNo.1です。

マティス自身が部屋に飾っていたモチーフそのものを描いている親密な作品だからかしら。