根津美術館で「若き日の雪舟」展 10日までです。

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根津美術館で開催中の
特別企画「若き日の雪舟~初公開の「芦葉達磨図」と拙宗の水墨画」展を見てきました。

雪舟は、室町時代に活躍した水墨画家で、日本美術史の中で最も高い評価を受けている画家です。
ほとんどが国宝や重要文化財という雪舟の作品が、
京博、東博、正木美術館、岡山県立美術館などから13点も!

雪舟」は雪舟等楊(せっしゅうとうよう)が、30代後半までは拙宗等揚(せっしゅうとうよう)と名乗っていて、
38歳に雪舟と改名したものと考えられています。
つまり雪舟と拙宗は同一人物と考えられているのです。

今回展示されている
雪舟重要文化財「四季山水図」(東京国立博物館蔵)と
拙宗の重要文化財「山水図」(京都国立博物館蔵)に
それぞれに描かれている驢馬に乗る人物は、とてもよく似ています。
ぜひ見比べてみてくださいね。
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また、これまで見つからなかった、拙宗時代の作品「芦葉達磨図」がアメリカで発見されて、
なんと特別に展示されているのです。

江戸時代に林教屑(はやしきょうせつ)という狩野派の絵師が模写した「芦葉達磨図」が、
雪舟を知るうえでの貴重な作品だったそうですから、
本当の絵が出てきたというのは大変なことですね。
模写も並んで展示されているので、見比べてみてくださいね。

雪舟の作品をまとめて見られる貴重な展覧会です。
ミテリアスな要素も楽しめます。

特別展「若き日の雪舟」は7月10日までです。


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