藝大散歩

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美術展の報道発表会があり、上野に出かけてきました。
報道発表会前に、会場の美術館の近くを、お散歩してみました。
 
写真の「奏楽堂」は、
国の重要文化にも指定されている、
明治23年創建の日本最古の木造の洋式音楽ホールです
東京藝術大学音楽学部の前身の東京音楽学校の施設だったものです。
 
ヴァイオリンを聞きに数回来たことがありますが、
藝大生によるハイレベルなコンサートを
楽家の歴史を感じながら、
木造ならではの響きを楽しめる、
素晴らしい場所でした。
 
ただ今、建物保全のため休館中です。
 
 
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ランチは音楽学部の学食「キャッスル」で。
門を入って右手です。
 
入るとおじさんが座っていて、500円のミックスランチをすすめてくれました。
ハンバーグとお魚フライと麻婆豆腐というゴージャスさ!
おじさんから食券を買い、隣のカウンターの元気いっぱいのお姉さんに渡すやいなや、
おかずとご飯のお皿を渡してくれました!
あまりの早さにびっくり!
キャッスルに入って1分以内で、もう席に着いて、いただきまーす!の状態でした。
 
広い店内は、楽譜や楽器、音楽の話題に包まれます。
音楽好きな私としては幸せな空間です!
 
学生時代によく利用していたという、湘南美術アカデミーの三木先生に伺っていたように、
美術部っぽい学生もたくさんいました。
 
 
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門を入ってすぐのところでいただいた「藝大通信」。
読み応えがあります!
 
 
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こちらは美術学部の「大石膏室」。
少し奥なので、ここまで入ってきたのは初めて。
 
中に入ると・・・たくさんの大きな石膏像が並んでいて、圧倒されます。
ロープが張ってあるので通路から見るだけですし、撮影禁止なのも残念です。
 
彫刻科卒の三木先生に伺ったことろ、
これらは、学生が石膏デッサンに使うものなのだそうです。
「昔は入ってデッサンしてもよかったんだけどねー。池田満寿夫も、よくあそこでデッサンしてたよ」
わー素敵!私もここで石膏像に囲まれてデッサンしてみたいわー。
技術はともかく、確実に気分はアップ。
気は心!これこそ上達の近道じゃないかしら???
 
アートプラザにも久々に寄ってみたかったのですがまた次回。
 
 
 
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続いて藝大の付属図書館へ。
いろいろな書や像が見られます。
 
 
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ただいま図書館二階で行われている展示です。
東京音楽学校で教授を務め、
唱歌「ふるさと」「朧月夜」「春の小川」などの作詞で知られている
高野辰之(1876-1947)展。
 
藝術大学には学生でなくても楽しめる施設がいろいろありますね。
皆さまもお散歩してみてくださいね。
 
湘南美術アカデミー(三木 勝HP)