サントリー美術館で開催中の「川鍋暁斎展 その手に描けぬものなし」展を見てきました。
展覧会では、狩野派絵師としての自負を持ちながら、古画に学ぶ課程を見ることができました。
画面の中に小さな人や生き物がたくさん描かれている作品は、ヒエロニムス・ボスに似ている!と思いました。
開国間もない時期でありながら、暁斎ファンは海外にも多く、外国人と交流を持っていたということですし、
英国人建築家のジョサイア・コンドルが明治14(1881)年頃より暁斎に師事していましたし、
西洋画の知識を得る環境にあり、ボスの影響を受けた、ということもあるかも???
いろいろな姿の蛙がいっぱい描かれた作品がありましたが、暁斎は蛙が大好きだったそうです。
「注文が多すぎて、絵が追いつかない」と言っていた暁斎ですが、絵日記までつけていました!
自分の一日の行動を絵で綴っていくような日記です、さまざまな動きの暁斎が描かれています。
仕事で描いて、さらに絵日記までつけるとは!
「その手に描けぬものなし」の、暁斎は、勉強家で器用で、とにかく描くことが大好きな人なのでした。
コンドルが師事するきっかけともなった作品が<枯木寒鴉図>1881 明治14年
昨年12月に、2018年度 美術検定4級を受けました。
1問ミスで、98点、、、。
できなかった問題が 、この<枯木寒鴉図>でしたので、ぜひ見たいと思っていましたが、
展示期間が終わっていました。
最寄駅は西川口のようです。いつか行ってみたいです。
湘南美術アカデミー