森アーツセンターギャラリー「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」展 24日までです。

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森アーツセンターギャラリーで開催中の「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」展に行ってきました。

葛飾北斎が20歳の時のデビュー作から90歳の最後の作品まで、
約480点もの作品が、年代順に6期に分けて紹介されています。
70年にわたる画業の間、画号をたびたび改名し、画風もまた大胆に変えていった北斎
UPDATEDとはその意味だったのですね!

<鯉亀図>(1813年)は、初めて見ましたが、見れば見るほど面白い!

最後の方に、西新井大師にある、最大級の肉筆画<弘法大師修法図>(1844-47)がありました。
画号は「画狂老人卍」。晩年の作品です。

弘法大師が鬼(厄難)を法力で制圧しようとしています。
鬼の身体の筋肉や顔のまつ毛や歯、木の幹にびっしり生えた毒(多分)きのこ、
木にぐるっと巻き付いて、鬼を威嚇する犬。北斎の想像力の集大成でしょうか。迫力満点に描かれています。
ただ三日月の下にいる弘法大師だけが静か・・・。高い集中力で念じる姿から、1人だけ無音の中にいるように見えるのかもしれません。


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24日までですので、ぜひお出かけください。

西新井大師は、足立区西新井にあります。