![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/artyuriko/20190815/20190815022356.jpg)
森アーツセンターギャラリーで開催中の「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」展に行ってきました。
葛飾北斎が20歳の時のデビュー作から90歳の最後の作品まで、
約480点もの作品が、年代順に6期に分けて紹介されています。
70年にわたる画業の間、画号をたびたび改名し、画風もまた大胆に変えていった北斎。
UPDATEDとはその意味だったのですね!
<鯉亀図>(1813年)は、初めて見ましたが、見れば見るほど面白い!
画号は「画狂老人卍」。晩年の作品です。
弘法大師が鬼(厄難)を法力で制圧しようとしています。
鬼の身体の筋肉や顔のまつ毛や歯、木の幹にびっしり生えた毒(多分)きのこ、
木にぐるっと巻き付いて、鬼を威嚇する犬。北斎の想像力の集大成でしょうか。迫力満点に描かれています。
ただ三日月の下にいる弘法大師だけが静か・・・。高い集中力で念じる姿から、1人だけ無音の中にいるように見えるのかもしれません。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/artyuriko/20190815/20190815022409.jpg)
24日までですので、ぜひお出かけください。
西新井大師は、足立区西新井にあります。