泉屋博古館「狩野芳崖と四天王」展 10月28日までです。

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狩野芳崖は、室町時代から続いた、日本画の御用絵師集団、狩野派における最後の大物絵師といわれています。
「慈母観音」(明治21年)が有名です。

狩野芳崖、橋本雅邦、木村立獄、狩野友信は、
江戸幕府の御用絵師・狩野勝川院雅信の四天王として、幕末の激動の時期を乗り越え、
フェノロサ岡倉天心らの指導の下、新たな日本画に取り組みました。
橋本雅邦以外、あまり知られていないのでは? 


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さて、狩野芳崖の弟子であり、東京美術学校1期生の四天王が、
岡倉秋水、岡不崩、高屋肖哲、本多天城。
初めて目にする名前です…。

横山大観がほぼ同期なのだそう。



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同じく岡倉天心の指導のもとで、横山大観 菱田春草 下村観山 西郷孤月(木村武山)
明治30年代、「朦朧体」による日本画を生みだした、朦朧体四天王!

岡倉天心フェノロサらの指導の下、江戸狩野派から日本画壇の礎を築いた画家たちの作品(明治初期~明治30年頃)までの作品を見ることができます。

狩野芳崖とその弟子だけでなく、狩野芳崖の同期、弟子の同期の作品も多く観ることができ、
また日本画壇の流れを知る上でも、大変勉強になる展覧会でした。