東京都美術館「ティツィアーノとヴェネツィア派展」4月2日(日)までです。

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東京都美術館で開催中の
日伊国交樹立150周年記念「ティツィアーノとヴェネツィア派展」に行って来ました。

ヴェネツィアルネサンスの巨匠ティツィアーノの7作品が公開されています。
ウフィツィ美術館「フローラ」
カポディモンテ美術館「ダナエ」「マグダラのマリア」などが日本で気軽に見られるチャンスです。
「ダナエ」は日本初公開!
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ヴェネツィア派はルネサンス時代、特に15世紀後半から16世紀にかけてヴェネツィアで活躍した流派です。
「線のフィレンツェ、色のヴェネツィア」といわれるように、デッサンを重視したフィレンツェ派、とは異なり、光と色彩を主体にしたのがヴェネチア派。
ジョルジョーネ
ティントレット
パオロ・ヴェロネーゼ
ジョバンニ・ヴェッリーニがいます。


ちなみに、フィレンツェ派とは、13~17世紀のイタリアで、フィレンツェを中心に活躍した流派。
ジョット・ディ・ボンドーネ
マサッチオ
フラ・アンジェリコ
フィリッポ・リッピ・フィリッピーノ・リッピ父子

今回は、ルネサンス美術の2つの流派の違いを学んから見にいきました。

水の都ヴェネツィア 色彩重視、油彩画
花の都フィレンツェ デッサン重視、フレスコ画

海に囲まれた水の都では、湿度が高く、フレスコ画は不向きだったのですね。
作品も小さなものが多くありました。
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ヴェネツィアでは、明るく大胆な色彩と、自由でのびやかな筆触が好まれ、近代絵画につながる「絵画的(ペインタリー)」な絵画が生み出されました。ヴェネツィア派の画家たちの多様な作品を通じて、豊かな色彩感覚と絵具の存在感、光に包まれたような柔らかな造形をお楽しみください』

ということで、特徴を意識的に見ていくと、絵具の重ね方による肌の質感や、ふんわりした空気感などを、より感じられるものですね。

4月2日(日)までですので、ぜひお早めに、お出かけくださいね。

ステーショナリー好きなので、裏と表にフローラさま、のピンクのファイルを購入。
白い肌と表情が美しくて、とっても素敵ですよ。