「英国の夢 ラファエル前派展」Bunkamura ザ・ミュージアムで6日までです。

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英国の夢 ラファエル前派展」を、Bunkamura ザ・ミュージアムで見てきました。

「ラファエル」とはイタリア・ルネサンスの古典主義の完成者のラファエロのことです。
ラファエル前派は、ロイヤル・アカデミー付属美術学校の学生だった
ハント、ミレイ、ロセッティ(画家、詩人)の3人により、1848年にイギリスで結成されました。
テーマは中世の伝説や文学、同時代の文学(取材して描く)、
伝統的な描き方を無視したキリスト教主題の絵画など、物語性があってドラマチックなもの。

細部まで描きこまれた風景や植物、女性など、初期ルネサンスや15世紀の北方美術を真似た
明るめで明暗の弱い画面、鮮やかな色彩が特徴です。
1853年にミレイがロイヤル・アカデミーの準会員になったことなどをきっかけとして、数年後にはグループは解散しました。

ラファエル前派は印象主義と同時期ですが、ラファエル前派は
描かれたものの意味(象徴性)が重要。印象主義より
文学的。 19世紀後半の西洋美術において、印象派とならぶ一大運動であった象徴主義に影響を与えています。

ミレイ、ウオーターハウスの作品が、特に好きでした。

ダニエル・マクリース「祈りの後のマデライン」は文学的で宗教的です。
マデラインの部屋なのでしょうか。ステンドグラス越しの光などが、
細部まで描かれた部屋に届いています。
感動的な美しさ。ラファエル前派って、いいな。好きです。

英国美術に見る英国らしさ、英国のプライドを感じました。
見る機会の少ない作品ばかりだと思います。
6日までですので、ぜひお出かけください。
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ランチは東急本店前のVIRON 渋谷店で。
オシャレな店内です。

湘南美術アカデミー