ラファエル前派は、ロイヤル・アカデミー付属美術学校の学生だった
ハント、ミレイ、ロセッティ(画家、詩人)の3人により、1848年にイギリスで結成されました。
テーマは中世の伝説や文学、同時代の文学(取材して描く)、
伝統的な描き方を無視したキリスト教主題の絵画など、物語性があってドラマチックなもの。
細部まで描きこまれた風景や植物、女性など、初期ルネサンスや15世紀の北方美術を真似た
明るめで明暗の弱い画面、鮮やかな色彩が特徴です。
1853年にミレイがロイヤル・アカデミーの準会員になったことなどをきっかけとして、数年後にはグループは解散しました。
ラファエル前派は印象主義と同時期ですが、ラファエル前派は
描かれたものの意味(象徴性)が重要。印象主義より
ミレイ、ウオーターハウスの作品が、特に好きでした。
ダニエル・マクリース「祈りの後のマデライン」は文学的で宗教的です。
マデラインの部屋なのでしょうか。ステンドグラス越しの光などが、
細部まで描かれた部屋に届いています。
感動的な美しさ。ラファエル前派って、いいな。好きです。
英国美術に見る英国らしさ、英国のプライドを感じました。
見る機会の少ない作品ばかりだと思います。
6日までですので、ぜひお出かけください。
ランチは東急本店前のVIRON 渋谷店で。
オシャレな店内です。
湘南美術アカデミー