世田谷美術館『暮らしの手帳』の「花森安治の仕事―デザインする手、編集長の眼」展

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世田谷美術館で「暮しの手帖」の創刊者・花森安治氏の仕事を紹介する
母と一緒に見てきました。

花森氏=暮らしの手帳の編集者としか知りませんでしたが、
装幀家であり、イラストレーター、コピーライター、ジャーナリスト
でもあったのですね。
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「暮らしの手帳」の表紙、誌面のテストで紹介した商品、そして身辺にあった愛用品などが並びます。

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花森氏のイラストは、どれも可愛い!鉛筆文字の太さや形もとても可愛い!
自分が好きな色やイメージの原点がここにあったことを発見しました。

幼児の頃から、家に「暮らしの手帳」が届くのを楽しみにしていた私ですので、
花森テイストが刷り込まれていたようです。
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高度成長期の、意識高い系奥さまのバイブルと言ってもよい「暮らしの手帳」。
なつかしい表紙がいっぱいで、子どもの頃の気持ちがよみがえってきました。

まだ何冊か家に残してあるとのこと。「この号には黒糖を使った、おいなりさんの作り方がでているのよ」と母。
その、おいなりさんは娘(母にとっては孫)の大好物。「暮らしの手帳」は、今も私の暮らしの中に生きているのです。

「暮らしの手帳」の型紙で、ぬいぐるみや刺繍やワンピースを作って、暮らしを楽しんだり、
商品テストの記事から、物を見極めることの大切さに気づかされたり、
昔の奥さま、お母さまたちが「暮らしの手帳」からもらった豊かさは、はかり知れないと感じました。

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イラストがかわいいステーショナリーがいろいろありました。
『おそうざい十二ヵ月』(なつかしいー。家にあったなー)など、本もあります。

4月9日までです。