「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」は28日までです

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

ザ・ミュージアムで開催中の
行ってきました。

15世紀、花の都フィレンツェでは、
銀行家でもあったメディチ家の支援を受け、
芸術家たちが数々の傑作を生み出しました。

ルネサンス期の芸術の誕生には、
地中海貿易と金融業によって財を成したフィレンツェ
およびメディチ家の資金力が不可欠でした。
メディチ家の寵愛を受けたボッティチェリ(1445-1510)は、
その代表的な芸術家です。

華やかな色彩と優美な表情をが特徴のボッティチェリ
あの有名な<春>はメディチ家の別荘にあったのだそうです。

<ケルビムを伴う聖母子>の額縁は金の水玉がびっしりついているような、
華やかでとても珍しいデザイン。

金の水玉は、当時ヨーロッパで国際通貨として流通されていた
フィオリーノ金貨なのでした。
そしてこのフィオリーノ金貨は
フィレンツェで鋳造されていたものなのです。
ボッティチェリのこの作品は、造幣局を統括していた
両替商組合の注文で作られ、本館に飾られていたと見られているそうす。
まさにフィレンツェの金融業と芸術とのつながりを物語る作品!

 ウフィツィ美術館所蔵の至宝
横幅5メートルにも及ぶフレスコ画<受胎告知>、
イタリア政府の「門外不出リスト」にも登録されている傑作
<聖母子と洗礼者ヨハネ(期間限定のため終了しています)
など10数点のボッティチェリ作品ほか、
ルネサンス期を代表する芸術家たちによる絵画・彫刻・版画や、
時代背景を物語る書籍・資料など約80点がならびます。

ところでルネサンスといっても、フィレンツェヴェネツィア
2つの都市で、違った特徴がありますね。

画家であり彫刻家であり建築家であり詩人であり科学者。
そして、デッサン、線を大切にしていた。
ヴェネツィア派は画家は画家であり、
線よりも色彩、色に重きを置いていたそうです。
鮮やかな緑と赤、などですね。
そんなことも思い出しながら見ていきました。

ボッティチェリはもちろん、
15世紀のフィレンツェの空気が伝わってくるような作品が並ぶ、
興味深い企画の展覧会です。
6/28(日) までですので、ぜひ。


そして、デッサン、線を大切にしていた。
ヴェネツィア派は画家は画家であり、線よりも色彩、色に重きを置いていたそうです。
鮮やかな緑と赤、などですね。
そんなことも思い出しながら見ていきました。

ボッティチェリはもちろん、15世紀のフィレンツェの空気が伝わってくるような作品が並ぶ、
興味深い企画の展覧会です。
6/28(日) までですので、ぜひ。

湘南美術アカデミ