夏の特別企画・人物スケッチ会 バンドゥーラ奏者・カテリーナさん


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日曜の人物スケッチ会は、
ウクライナ出身のバンドゥーラ奏者・カテリーナさんを迎えてのデッサン会でした。

華やかな民族衣装で、民族楽器・バンドゥーラを携えたカテリーナさん。
絵になります!
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チェルノブイリ原発事故にあい、ウクライナの首都キエフに移り住むこととなり、
音楽学校に入り、学んだ楽器が、ウクライナの民族楽器・バンドゥーラだったのだそう。

               バンドゥーラ演奏家の姉(ナターシャ・グジーさん)が、
          すでに日本で活動していたため、カテリーナさんも、2006年12月に来日。

姉のナターシャさんは、原発に関する演奏活動をしていますが、
カテリーナさんは、生まれてすぐの時に事故が起きたため、事故の記憶がないこともあり、
演奏家としてバンドゥーラの音と歌を、日本の皆さんに聞いてほしいとの思いで演奏しているそうです。イメージ 5

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バンドゥーラは、ウクライナの民族楽器で、ハープに分類される弦楽器です。
西洋のリュートと東洋の琴を合わせた感じの楽器で、
50から60までの弦が半音階で5オクターブに渡って調律されています。

カテリーナさんのバンドゥーラは64弦。なんと8キロ!
「もう身体の一部になっているので重くないですよ」とカテリーナさん。
右手で高音、左手で低音を弾きます。 
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デッサン会では、いつもモデルさんに合ったBGMを流しています。

この日は、カテリーナさんのCDを聞きながら。
バンドゥーラって、いろいろな歌と相性がよいんですね。
ウクライナ民謡はもちろん、カッチーニの「アヴェマリア」や「私を泣かせてください」などのオペラ曲。
「なだそうそう」「ふるさと」などともピッタリ!
バンドゥーラの伴奏で、詩情が深まります。
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バンドゥーラ奏者は日本にたった2人。カテリーナさんとお姉さまだけ。
カテリーナさんが、モデルにいらしてくれなければ、バンドゥーラを聞くことは生涯なかったかもしれません。
ウクライナに思いを巡らせることもなかったかもしれません。
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ロシア人だと思っていた、ピアニストのホロヴィッツリヒテルウクライナ人。
プロコフィエフ(作曲家)もウクライナ人。
ロシア料理でよく出てくるボルシチは、ウクライナの郷土料理なのだそうです。
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デッサン会の終わりに、バンドゥーラを弾きながらカテリーナさんが歌ってくださいました。
声楽の先生でもあるカテリーナさんの歌声の美しいこと…。
湘南美術アカデミーの人気クラス・ライアーの講師の光枝康子先生もいらしていました。
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10月29日に予定している、湘南美術アカデミーの文化祭でも、
カテリーナさんをモデルにデッサン会を企画しています。

また、バンドゥーラのミニコンサートも開催予定ですので、
この機会にぜひバンドゥーラを聞きにいらしてくださいね。