日曜の人物スケッチ会は、
ウクライナ出身のバンドゥーラ奏者・カテリーナさんを迎えてのデッサン会でした。
華やかな民族衣装で、民族楽器・バンドゥーラを携えたカテリーナさん。
絵になります!
姉のナターシャさんは、原発に関する演奏活動をしていますが、
カテリーナさんは、生まれてすぐの時に事故が起きたため、事故の記憶がないこともあり、
西洋のリュートと東洋の琴を合わせた感じの楽器で、
50から60までの弦が半音階で5オクターブに渡って調律されています。
カテリーナさんのバンドゥーラは64弦。なんと8キロ!
「もう身体の一部になっているので重くないですよ」とカテリーナさん。
右手で高音、左手で低音を弾きます。
デッサン会では、いつもモデルさんに合ったBGMを流しています。
この日は、カテリーナさんのCDを聞きながら。
バンドゥーラって、いろいろな歌と相性がよいんですね。
「なだそうそう」「ふるさと」などともピッタリ!
バンドゥーラの伴奏で、詩情が深まります。
バンドゥーラ奏者は日本にたった2人。カテリーナさんとお姉さまだけ。
カテリーナさんが、モデルにいらしてくれなければ、バンドゥーラを聞くことは生涯なかったかもしれません。
ウクライナに思いを巡らせることもなかったかもしれません。
デッサン会の終わりに、バンドゥーラを弾きながらカテリーナさんが歌ってくださいました。
声楽の先生でもあるカテリーナさんの歌声の美しいこと…。
湘南美術アカデミーの人気クラス・ライアーの講師の光枝康子先生もいらしていました。
10月29日に予定している、湘南美術アカデミーの文化祭でも、
カテリーナさんをモデルにデッサン会を企画しています。
この機会にぜひバンドゥーラを聞きにいらしてくださいね。