国立西洋美術館で開催中の
に行ってきました。
「彼の筆の軽妙さ円熟さはただ驚嘆のほかはない」ゲーテ
「最後の大画家」スタンダール
と言われ、
イタリア・バロック美術を代表する画家ということですが、
美術に詳しい知人も知らなかったという、グエルチーノ。
2012年5月に、グエルチーノの故郷であり生涯のほとんどを過ごし、
作品のあるチェントを地震が襲いました。
チェント市立絵画館は、現在でも全く復興のめどが立たない状態なのです。
そのためグエルチーノの作品は、各国を巡回することになったのです。
日本では国立西洋美術館でのみの開催で、巡回はありません。
日本で唯一、グエルチーノの作品を持っている美術館なのですね。
<聖母被昇天>は、
チェントのサンティッシモ・ロザリオ聖堂の天井に設置されていた作品です。
安全のために取り外されて、こうして日本で見ることができたわけですね。
天井画に描かれた人物というのは、
こんなバランスで描かれていたのね。
細かい部分までじっくり見ることができました。
イタリア・バロック美術を代表する画家の展覧会を見ることができて
本当によかったと思います。
5月31日 (日)までですので、お見逃しなく。