3月1日(日)までです。横浜美術館で「ホイッスラー展」

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横浜美術館は、ダリ、マグリットセザンヌピカソなどの作家や幕末明治以降の横浜にゆかりの深い作家の作品など、10,000点を越える19世紀後半から現代にかけての国内外の美術作品を、幅広く所蔵しています』
私が訪れた時には、このような作品を見ることができました。
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横浜美術館で開催中の
横浜美術館開館25周年
「ホイッスラー展」に行って来ました。
 
ラフェエロ前派との親交を深め、
「絵画によって、道徳的な物語や教訓を伝えるのでなく
画面における色と形の調和による視覚的な喜びを目指す」
唯美主義を主導した画家が、
ホイッスラーです。
 
1860年代以降の作品のタイトルに、シンフォニーやノクターンといった
また、ハーモニーといった音楽用語が用いられているのが特徴的です。
音楽用語から、作品の意味を感じ取るという、
初めての経験をしました。

 
初期はクールべの影響を受け写実的。
マネ、ドガ、モネと親しくなり、
日本美術に感化され印象主義的な絵画となり、
後期には具象から離れていき、
これが抽象絵画のはしりとなり、
19世紀後半の欧米の画壇において、
最も影響力のあった画家の一人とされています。

ホイッスラーを知ったのは、
国立新美術館で開催された「オルセー美術館展」。
《灰色と黒のアレンジメント:母の肖像》(1871年)が印象的でしたので、
ホイッスラーという名前とアメリカ人であるということは覚えていました。
 
他のホイッスラー作品も見たい・・・と思っていましたら、
 
この展覧会で
 
ラファエル前派への傾倒と、団扇や花瓶などにジャポニスムの要素がみられる
《白のシンフォニー No.2:小さなホワイト・ガール》
歌川広重『名所江戸百景』《京橋竹がし》の影響を受けた
ノクターン:青と金色─オールド・バターシー・ブリッジ》
そして《オールド・ウェストミンスター・ブリッジの最後》
 
などをはじめ、
とても印象に残る作品をたくさん見ることができました。
 
 
『新たな芸術誕生の牽引者となったジャポニスムの巨匠・ホイッスラーの全貌を紹介する、
日本では四半世紀ぶりとなる大規模な回顧展』ですので、ぜひお出かけくださいね。