『水の音 広重から千住博まで』を見に山種美術館へ

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全国初の日本画専門の美術館として1966(昭和41)年に開館した山種美術館へ、
『水の音 広重から千住博まで』を見に行ってきました。
 
画面から感じられる水の音に焦点をあてた、
近代から現代までの川、海、滝、 雨の主題に沿った所蔵品が並びます。
 
六曲二双の全てが22年ぶりに一挙公開となった
橋本関雪の大作《生々流転》をはじめ
横山大観歌川広重、河合玉堂、川端龍子
千住博の滝シリーズなどが さまざまな水音を聞かせてくれます。
 
前に立つと心も体も、
涼やかな緑色の水に洗い流されて清潔になるような気がした、
奥村土牛の《鳴門》。
上品な白のさざなみは胡粉を繊細に重ねていくと作れるのでしょうか。
浮いている感じ、水に溶けこんでいる感じなど、
変化にとんだ白の質感!
こんなに気持ちよく白という色を見るのは初めてかもしれません。
 
山種美術館には奥村土牛の枝垂れ桜《醍醐》もあるのです。
 
素晴らしい所蔵品の数々は企画展で見ることができますので、
山種美術館の企画展は見逃せませんね。
今回は、川端龍子《鳴門》や奥田元宋奥入瀬(秋)》 などにも心を奪われました。
 
ミュージアムショップも『美術館の中の美術館』とうたっているように、
プチ美術館気分になれる素敵なコーナーです。
山種美術館の品格を感じる美しいオリジナルグッズが魅力です。
 
cafe椿では、美味しくて季節ごとのデザインも楽しい、
青山の菊家さんの和菓子がいただけます。
水の音にちなんだ和菓子はどれもチャーミング!
テイクアウトができますので、お土産にもぴったりです。
 
9月15日までですので、
ぜひお出かけくださいませ。