石膏デッサン入門

 テレビ朝日の「怪しい噂の集まる図書館」『怪しい美文字大辞典〜美デッサン大辞典』をご覧になりましたか?

この企画は3回目らしく、しかも見たのは途中からでしたが、十分に石膏デッサンの魅力が伝わってきました。

ゲストの「絵がうまい芸人」と「プロの漫画家」が石膏デッサンで対決するものですが、見ているだけでさまざまなことが学べます。

アングルの見つけ方、鉛筆の使い方(前半の輪郭や大まかな影は濃い鉛筆、後半の細かい描写は薄い鉛筆で)とか、表情の描き方(鼻のラインに縦線、目のラインに横線を書いておくと最後までバランスが崩れない)などなど。

私が見たのは、江川達也さん、辛酸なめ子さん、レイザーラモンHGさんの作品。

レイザーラモンHGさんの描いた石膏像・ファルネーゼヘラクレスは、太い首回りや細かい髪の毛や鬚の感じなど、繊細さとダイナミックさを同時に求められる難易度の高いものだそうです。

レイザーラモンHGさんの作品は素人の私にも、ヘラクレスの強さと魅力が伝わってくる出来栄えで、審査員の荒井経さん、伊東順二さん、松原美那子さんの評価も大変高いものでした。それぞれの先生のコメントにより、正確なバランスや奥行き、作品の力強さなど、デッサンの注意点がよくわかり、ますます勉強になりました。

デッサンって楽しそう!レイザーラモンHGさんの真剣でいきいきした表情からもデッサンの魅力が十分に伝わってきました。

湘南美術アカデミーでは、3月17日午後一時半より恒例となっているクロッキー会が開催されます。今回のモデルさんは高校2年生のフラダンサーだそうですよ。

石膏像を描いてみたい方には基礎デッサンのクラスもオススメです。