泉屋博古館東京「日本画の棲み家」17日までです

床の間や座敷を飾る日本画の魅力に浸れます。

 明治時代の西洋文化の到来により、西洋に倣って展覧会制度が導入されたことで、日本画の「棲み家」が変わってきました。
それまで床の間や座敷を「棲み家」としていた日本画は展覧会芸術という巨大で濃彩な表現へとシフトしていきます。

このような時代のなかで集められた 泉屋の日本画の展覧会です。

来客を迎えるための屏風や床映えする掛軸など、来客をもてなしたり、家族のお祝いごとを彩るための絵画は、邸宅に合わせて飾るために描かれたもの。

富士や寿老人や吉祥モチーフや可愛い鳥や動物など、 邸宅の雰囲気に合わせて飾られた作品は、当主のお人柄を感じさせるものでした。話しかけたくなるし、お返事してくれそうな作品がほとんどで、 当主の愛おしんだであろう様子が想像されます。語りかけてくれるような作品が並ぶ、あたたかさと親しさに包まれた幸せな展覧会場です。
橋本雅邦の「春秋山水図」はひと目で屏風の世界に引き込まれ、自分の家にいるような居心地の良さに包まれました。

木島櫻谷、竹内栖鳳岸田劉生宮川香山狩野芳崖富岡鉄斎平福百穂など、清々しく親しみのある作品が揃っています。
木島櫻谷は3点あるので、木島櫻谷展を見逃してしまった方はぜひぜひ。

掛軸と共に飾られた宮川香山などの作品も当時の取り合わせで展示されています。

また、現代の作家が考える「床の間芸術」も見どころです。

 

六本木一丁目のクリスマス🎄

美術館併設のハリオカフェではシュトーレンもいただけます。

林明日香〈partition〉

 

澁澤星〈warer〉