大人気の展覧会で、日本人は本当にフジタが大好きなのだと、あらためて感じますが、
藤田の作品や人生が広く知られるようになったのは、ここ10年あまりのことだそうです。
日本に戻り戦争画を描かなくてはいけなかった藤田。
その後、戦争画を描いた画家たちへの対応などに嫌気が差し、1949年に日本を去ってしまうのです。
厚い信仰心。
フジタの作品を見る機会は、意外と多くありますが、
本展覧会は、猫や女性はもちろん、宗教画も戦争画も見ることができ、
藤田の全貌を、より深く知ることができる展覧会だったと思います。
湘南美術アカデミー