幸せそうな女性が多く描かれているので、
見るだけで幸福感でいっぱいになりますね。
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」をはじめ、約100点!
作品の数だけ幸福度も増えていきます。
父親は仕立て屋さん、母親はお針子さん。
手仕事の遺伝子に、幼いころから体感したルーヴル美術館やパリの街、
そういった環境が、ルノワールを育んだのでしょうか。
幼いころから画才があったルノワールは、美声の持ち主でもあったので、
グノーは、オペラ座の合唱団に入るようにと両親に提案。
しかし父親の知人から磁器工場の徒弟としても誘われていたルノワールは、
その後、産業革命などの影響から絵付けの仕事を失ったため、
1862年にエコール・デ・ボザールに入学。
同時期にシャルル・グレールの画塾に入ります。
シャルル・グレールは古典的な作品を残していますが、
生徒には、オリジナリティーを大切にする指導をしたのです。
そんなルノワールの2世はやはり画家でしょうか?
長男のピエールは俳優、次男のジャンは有名な映画監督。
やはり表現者なのですね。子ども時代からお父さんのモデルを務めてきた経験が関係していそうですね。
18世紀フランスのロココ様式の絵画に親しんでいたそう。
ルノワールが描く、たっぷりとした華やかな女性たちは、
ロココの時代の華やかな女性たちに共通している気がします。
8月22日(月) までです。
ミッドタウンには、オリンピック、パラリンピックの彫刻がいっぱい!高ーいところには、吊り輪の男子が!