横浜そごう「院展」は28日(日)までです。

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そごう横浜店の、そごう美術館で「 再興 第99回院展」を見てきました。
 
美術院展覧会(院展)は、公益財団法人日本美術院が主催運営している
日本画の公募展覧会です。
 
日本美術院は、横浜出身の岡倉天心が中心となって
1898(明治31)年に創立した日本画の研究団体で、
横山大観を中心に、下村観山、今村紫紅速水御舟安田靫彦
小倉遊亀平山郁夫など近・現代日本絵画史を彩る画家を輩出しています。  
 
伝統を継承しつつ時代に息づく絵画としての新しさを追求した力作は見ごたえたっぷり。
渋さの中に印象派的な雰囲気がある作品や、
金箔が若々しく使われている作品など、
洋画のようなイメージを受ける作品もあります。
 
洋画と違うと感じたのは、どの絵の中にも郷愁を見つけることができることでしょうか。
知らない場所、知らない情景なのに、この日差しの中に居たことがあるような・・・。
遠い幸せな記憶に結びつくのは、日本人のDNAに寄るものでしょうか。
千数百年続いている日本画の伝統は、素材、技法だけでなく
精神性まで現代に受け継がれているとのことですから。
 
和紙、絵具(天然、人工)、接着剤のにかわ、天然のカキの貝殻の胡粉
金銀を伸ばした箔、箔を粉状にした泥、墨など、素材の展示もありました。
 
次回は2015年1月1日(木・祝)~25日(日)まで、
 「 西洋美術の世界 バロックからバルビゾンまで 山寺 後藤美術館コレクション展」です。
Bunkamura ザ・ミュージアムで見て以来、
私の憧れの美術館、
山寺の後藤美術館のコレクション展。
とても楽しみです。