そごう美術美術館 ハウステンボスコレクション「エッシャー展―視覚の魔術師―」開催中です

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横浜のそごう美術館で、
開催されています。

現在の日本で唯一エッシャーコレクションを持つ
ハウステンボスの所蔵品から選んだ約100点の作品による展覧会です。

版画製作で知られたオランダの画家(版画家)エッシャー(1898-1972)。
エッシャーの独特な絵に、特に数学や心理学者が魅せられたそう。

緻密な計算のもとに制作されたとしか思えない作品の数々は、不思議ですが、何か法則的でもあり、美しいバランスが魅力的です。
エッシャー自身は数学がまったく苦手で、計算する事無く方眼紙を利用することで制作していったそう。
特別な能力があったとしか考えられない作品ばかり。神がかっています。

中学生時代は、美術が得意で版画が大好き。勉強は苦手だったらしい。
その後、建築と装飾美術を学び、装飾美術の才能を見出されたそう。
絵画とウッドカットの勉強を積んで卒業したそう。

スペインのグラナダアルハンブラ宮殿で、ムーア人のモザイク模様を見て深い感銘を受け、3ヶ月かけて描きうつしたエッシャー
ここから数学的な繰り返し模様を描き始め、エッシャーの世界に入っていったのです。


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大阪万博が開催された1970年、『少年マガジン』の表紙に、
なんと3回もエッシャーの絵が使われたのです。
それがエッシャー人気のきっかけとなったそう。

少年マガジン3冊も展示されていますが、すごく斬新!
エッシャーを表紙に使うとは、少年マガジンって、最先端の雑誌だったのですね。
少年にエッシャーの世界を紹介する事で、
さまざまな世界に目を向けて豊かに成長してほしいと願った編集者の思いが伝わってくるようです。
ちなみに表紙に書かれた漫画のタイトルには、あしたのジョー巨人の星がありました。

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エッシャーグッズもいろいろありました。
かっこいいデザインです。

お子さんと一緒に、体験コーナーも楽しめますよ。
10月10日(月・祝) までですので、ぜひご覧くださいね。