『モネ・ゲーム』の「積みわら 夏の終わり」

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モネ・ゲーム』を見に行ってきました。
 
ブコメの女王(だった?今も好きです!)キャメロン・ディアスと、
モネの「積みわら 夏の終わり」が関係してくるとあっては気になるでしょう。
 
美術学芸員のハリー(コリン・ファース)はネルソン少佐(トム・コートネイ)と一緒に
大富豪で絵画収集家シャバンダー(アラン・リックマン)を相手に、
モネの名画「積みわら 夏の終わり」の贋作を使った詐欺計画を立てる。
「積みわら」に縁がある、PJ・ブズナウスキー(キャメロン・ディアス)に仕事の協力依頼を持ちかけます。
さて計画はどのようになるのでしょうか。
 
原題は『 GAMBIT』 
「GAMBIT」とは、(交渉・会話などで,先まで計算したうえでの)手初め,切り出し」という意味で、
チェスの戦術の名前でもあるそう。
ほとんどの場合、原題のままの方がずっとよいのになんでこんなタイトルに・・・と思いますが、
モネ・ゲーム』については、響きの軽さとモネという発音の美しさで、
モネ・コメディ・ゲームといった内容も雰囲気も表している、
なかなかよいタイトルだと思います。
 
映画にでてきた「積みわら」はシカゴ美術館にある『積みわらー夏の終わり』に似ています。
モネの作品の中でも重要とされている、積みわら。
「積みわら」はフランスのジヴェルニーの、
当時モネが住んでいた家のすぐそばにあった畑をモデルに描かれた作品で、
30点あるそうです。
 
太陽や月、星といった自然の光源は、モチーフの、違った魅力を見せてくれますね。
ルーアン大聖堂も30点、睡蓮は200点あるそうです。
探し求めるコレクター、精巧な贋作、なかなか夢のあるコメディ映画です。
お時間がありましたらぜひご覧くださいね。
 
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