さいかや藤沢店にて開催中「漣の会」

 
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湘南美術アカデミー日本画講師の松谷千夏子先生所属の
「漣の会」(さざなみの会展)6回目がさいか屋藤沢店で開催中です。
 
湘南ゆかりの日本画家を中心とする作家20人の展覧会です。
下図やドローイングも合わせて展示して、創作の流れを分り易く展示していますので、
絵を描いていらっしゃる方は、大変参考になると思います。
 
バルビゾン派のように見える絵もあり、これも日本画?と企画の吉田さんにお話を伺ったところ、
日本画の画材を使ったものを「日本画」というのだそう。
 
紙や絹、木、漆喰などに、墨、岩絵具、胡粉、染料などの天然絵具で、
膠(にかわ)を接着材とし、金箔を取り入れたりする日本画の技法を使えば日本画
 
意外と自由なんですね。様式などの規定があるような気がしていました。
マットな質感をいかしたポップな日本画もありましたが、なるほど独特な味わいがありますね。
 
日本画の技法を習得するのは時間と根気が必要なのだそうです。
また絵具の性質上、イーゼルに立てて絵を描くことができないので、
下絵に長い時間を費やすのだそうです。
油や水彩画のようにモデルや景色を眺めながら描き上げることができないんですね。
 
日本画を専攻する人は、日本画に向いた美意識や精神性を持った方が多いのだそうです。
日本画を描くことで、日本人としてのアイデンティティーに気づかされそうです。
 
「漣の会」は本日・7日までです。