ラ・フォル・ジュルネの感想と丸の内散歩

 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 3
フィンランドのアーティスト ティモ・ソリンの守護者(彫刻の森美術館所蔵)。
丸の内にはこんなアートがありますよ
 
イメージ 4
フランス国旗カラーのリボンをアレンジしたサインコーナーの飾り付け
素敵!何かに応用してみたいです
 
イメージ 5
NHKアナウンサーの岩槻里子さんと音楽評論家の井上さつきさん
 
 
ラ・フォール・ジュルネでは、公演番号212番のコンサートを観ました。
①サティ(ドビュッシー編)「ジムノべディ第1番、第3番」、
ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲
サン=サーンスピアノ協奏曲第2番ト短調」(ピアノ独奏はアンヌ・ケフェレック)
ヒメネス「ルイス・アロンソの結婚式より”間奏曲”」(カスタネットはルセロ・テナ)
オケはラムルー管弦楽団(フェイサル・カルイ指揮)です。
 
ジムノペディはサティのピアノ曲ドビュッシー管弦楽曲に編曲したものです。
ピアノ曲もよいですが、フルートとオーボエが奏でる世界がフランスっぽい。
さすがパリを拠点とするラムルー管弦楽団!という感じです。
 
ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」は、
詩人・マラルメ の『牧神の午後』(『半獣神の午後』)に感銘を受けて書かれた作品です。
印象主義といわれる(ドビュッシー印象主義と言われるのを
好まなかったそうです)響きの色彩感を意識して聞いてみました。
冒頭のホルンのソロ、フルート、オーボエが織りなす音楽に、
ブルーやグレー、モスグリーンなどの色が見える気がしました。
牧神というとニジンスキーのバレエの映像が浮かんできます。

ラムルー管弦楽団の柔らかく透明感のある音を聞いて、
今回初めて、管弦楽の素晴らしさがわかったような気がします。
 
サン=サーンス「ピアノ協奏曲第2番ト短調」は初めて聞きました。
アンヌ・ケフェレックのパリっ子(パリのおばあちゃま?)っぽいチャーミングな演奏に魅了され、
この曲も好きになりました。
フランスといえば、やっぱりサンサーンスですね。
 
ヒメネス「ルイス・アロンソの結婚式~間奏曲」では
世界的カスタネット奏者ルセロ・テナが登場。
メキシコ生まれでスペインで活躍しているルセロ・テナのカスタネットは素晴らしく、
フラメンコを踊り出しそうな熱い演奏でした。
 
三菱一号館美術館では、5月26日まで『奇跡のクラーク・コレクション』開催中。
ルノワール、モネ、ボナール、コローといった宝石のようなフランス絵画の傑作を観て、
楽しいアート作品を眺めながら、新緑の丸の内散歩はいかがですか?