目黒区美術館「ベルギーと日本」18日までです。

武石弘三郎は湘南美術アカデミーの生徒さんのお祖父様

ロダンと同時期に活躍したベルギーを代表する彫刻家、コンスタンタン・ムーニエの作品。労働者の姿を力強いリアリズムで表現しました。

現在の日本ではほとんど知られていないのですが、武石がベルギーの彫刻家を精力的に紹介したことから、明治から大正にかけて、彫刻界では流行を見せたという彫刻家です。

 

齋藤素厳は武石のもとで彫刻を学び影響を受けたそう。

建築と彫刻の統合を目指した、建築の新古典主義に合わせたという、東京株式取引所が日本にあったとは思えないほど素敵です。ムーニエの造る労働者からの影響も見られます。

武石弘三郎を通して、ムーニエや齋藤素厳や日本にあった魅力的な建造物を知ることができました。

 

太田喜二郎

大原美術館における作品収集でも知られる児島虎次郎の作品

ウジェーヌ・ラールマンス

エミール・クラウス

 

太田と同時期にベルギーに留学していた児島と彫刻家の武石を中心に、

戦前の日本におけるベルギー美術の需要を紹介する展覧会。印象派の絵画も充実しています。

これまでベルギー美術に注目する機会がなかったので、たいへん興味深く鑑賞しました。

目黒川沿いのお散歩に合わせて、ぜひご覧ください。

 

 

ルネ・マグリットの作品も。