茅ヶ崎市美術館「ヨーロッパ古典絵画の輝き」 6月5日までです。


「ヨーロッパ古典絵画の輝き -模写に見る技法と表現ーイコン画、イタリア絵画、フランドル絵画の技法と表現をさぐる」を見てきました。

ヨーロッパの古典絵画は、描かれてから500年以上経ちます。

ヨーロッパにおける絵画の技法は、イタリア、フランドル(現在のオランダ、ベルギー)の地域で15世紀頃に完成されたと考えられているそうです。ヨーロッパにおいてでさえ、古典絵画の技法は修復の専門家や研究者の間で継承され、一部の画家たちの創作に応用されているのみ、だそう。

日本で、こうした古典絵画を技法、材料の面からの本格的な研究が始まったのは、ここ半世紀ほどのこと。

この展覧会では、
美術史研究に基づいて、技法と表現から忠実に再現しつつも、日本の風土に合わせるために工夫、研究がなされた模写によるイコン画、15~16世紀のイタリア絵画、フランドル絵画などを見ることができます。

単なる模写とは異なる、原画を再現する技術によって制作された作品によって、ヨーロッパ古典絵画の技法と表現を、あらためて見つめることができました。


https://www.chigasaki-museum.jp/