


目黒駅からバスですぐ、長泉院の運営する現代彫刻美術館に、
「田中毅 石彫展」を見にに行ってきました。
1951年宮崎県青島生まれ、1977年に東京芸術大学大学院彫刻専攻を修了された田中さんは、
湘南美術アカデミーの三木先生の大学の先輩です。

知らない名前の知らない虫たち、十二支シリーズなどなどが、
ユーモアがあって、可愛い姿で、何かを訴えかけています。

なんて言ってるの?
それは、見た人の心の中にあるみたい。
一つの作品と、ずーっと対話している少年がいました。
なにをお話ししていたのかな。

今でこそ、ゆるキャラが人気ですが、
田中さんはバブル期の前から、こうした作品を作って、いまも作り続けているそう。
朝から晩まで毎日、作品を作っているのだそうです。
作品は、2週間に1つくらい出来上がるということで、そのアイデアの豊富さに驚きます。
彫刻のほかに、イラストも展示されています。
田中さんの頭の中に、次々と浮かんできたアイデアたちが描かれています。

庭やテラスに、こんな虫や犬がいたら、なごみますね。
道化虫、夢見虫、まねきガメ、葉がくれ、お出かけ、小石かつぎ、かんむり虫、ゆらんぼ・・・
ぜーんぶ作品名を書きたいくらい魅力的なネーミングです。
どんな動物かわかりますか?

田中さんご自身が、メルヘンな方なのだそう。
田中さんの展覧会には、後輩もたくさん見にいらっしゃるのだそうで、
多くの方に愛される彫刻家なのです。
三木先生は7年後輩だそうです。

現代彫刻美術館の2階と庭園にも、作品がたくさん。
舟越保武氏の作品も見られます。
坂道の上なので、ちょっとリゾ-ト気分。
彫刻の森のような雰囲気もあります。
田中さんの常設作品もありますよ。


田中毅石彫展は19日までで。
彫刻の楽しさを知ることができる展覧会です。
癒されに出かけてみませんか?