藤沢のアートギャラリー「ロスピノス」にて安河内先生のステンドグラス展

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もうすぐクリスマス。
お部屋を模様替えをしていたら、部屋の隅に置いていた
シャガールのステンドグラスの置物が目に入り、久しぶりに見入ってしまいました。
主人がニースのシャガール美術館で買ってきたものです。
 
その後、私も一度だけ行ってきましたが、
ニースの小高い山の住宅街に、
ひっそり佇む、1階建の美術館。
「これがシャガール美術館??」
シャガールの作品の持つ華やかさと対極にあるような、
シンプルさ、地味さにビックリ!
でも美術館を出るときには、
美術館内はもちろん、美術館の景観も、
シャガールの人生や人柄にぴったりだと感じました。
 
 
シャガールのステンドグラスといえば、
ドイツ・マインツのザンクト・シュテファン教会。
 
シャガールの青い光の中に囲まれるという体験ができました。
 
静かな気持ちでステンドグラスを見まわしていると、誰かが私をじっと見ている・・・。
目を向けてみると、斜め向かいのステンドグラスの前に立つ、
黒い髪、黒い眼の日本人と思われる、美しい女性でした。
長くマインツに暮らしているのでしょうか。
観光客とはまったく異なる雰囲気で、この教会の祈りの場になじんでいます。
 
少し距離はあったのですが、同世代に感じられましたし、
なぜか親しみを覚えて、さりげなく会釈すると、
その方も、
私の眼をじっと見つめながら、会釈を返してくれました。
何という寂しそうな表情・・・。
 
私たち家族がしばらくステンドグラスを眺めて、教会を出る時、
彼女はまた、私の眼をじっと見つめ、
寂しそうな笑顔を向けて見送ってくれました。
 
フランクフルトに三ヶ月間滞在した後は、日本へ帰る私。
何も力になれなくてごめんなさいね・・・。どうぞお元気で。
 
今でもクリスマスが近くなると、
マインツのクリスマスマーケット、木のおもちゃ屋さんやレース屋さんなどが並ぶ、
美しくて可愛らしいマインツの街並を思い出すとともに、
シャガールの青い光の中にいた彼女の瞳を思い出します。
 
 
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藤沢駅、南口から5分の
 
お手頃な価格のアクセサリーなども並びます。
クリスマスプレゼントにぴったりですね!
美しいステンドグラスの世界を体感できるよい機会です。
13日から15日です。
ぜひお出かけくださいませ。