鏑木清方記念美術館「花咲くよろこび」

人物と植物を一緒に描く際、その調和を大切にしていた鏑木清方。常にスケッチ帳を手元におき、季節の移ろいを、写生していたのだそう。

人物と、人物を彩る植物の、最上の取り合わせ。草花の種類や色合い、大きさにまで気を配った作品は、こうしたスケッチから生まれたのですね。
清方の心がキャッチし描きとめたスケッチは、たいへん美しいものでした。

段葛の桜や鶴岡八幡宮のぼたん園、源氏池の桜が見頃の鎌倉によく似合う展覧会でした。

 

 

美術館の入口にはクリスマスローズやシャガが咲いていました。