Bunkamuraザ・ミュージアム 印象派への旅 6月30日までです。

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Bunkamuraザ・ミュージアムで「印象派への旅」を見てきました。

スコットランドグラスゴー出身の海運王ウィリアム・バレルのコレクション展です。バレルの意志で、国外に持ち出さないとされるコレクションですが、改装に伴い奇跡的にBunkamuraで実現!

ドガの〈リハーサル〉ほか、
少年の頃から美術に関心を持っていたというバレルの人柄を思わせる、静かで品のよい作品が並びます。


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クールベ

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シダネル
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ベルナルト・ブロンメル
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ヤーコブ・マリス
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ブーダンブリュッセルの船着場〉
ブーダンというと、青い空と海岸に、同じくらいの高さの人々 というイメージを持っていたので、
北欧らしい赤と暗いグレーの空の、この絵がとても珍しいと思いました。

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こちらもブーダン
トゥルーヴィルの海岸の絵ではなく、初めてみた、ドーヴィル波止場の絵。
海の側で死にたいと言った、海が大好きなブーダンらしい作品に、とても惹かれました。

水の画家といわれたドービニーの、オワーズ川を描いた作品もありました。
ドービニーはコロー、ミレー、ルソーなど写実主義の画家とバルビゾン村で一緒に描いていた時代があり、
1868年にサロンの審査員になると、無名だったモネ、ドガシスレーなどの新しい絵画を評価した画家なのだそうです。モネたちに慕われたドービニーは印象派誕生にかかせない人物。
その穏やかな人柄が詩情あふれる作品に表れています。

ほとんどが日本未公開作品なので、ぜひご覧ください。