
南青山の根津美術館で、高麗仏画 香り立つ装飾美を見てきました。
高麗は朝鮮半島全域を統一した最初の王朝。類い希なる仏教文化を育んでいきました。威厳に満ちた阿弥陀如来像、堂々とした地蔵菩薩蔵。衣装の模様など日本の仏教絵画とは異なる美が楽しめる展覧会です。
中でも、水月観音像の優美さに、心惹かれました。柳の枝をさした、変わった形の浄瓶(じょうへい)を持っているのが観音像です。
柳は雨乞いの道具なのだそうです。
スイゲツ観音というより、water moon観音の方が、母音ばかりで包み込むようなまろやかさをイメージさせるせいか、優美さを感じます。


庭園のお茶室ではお茶会が開かれていました。
お庭は、お茶会の方々でいっぱい。
