もっとも有名な20世紀の芸術家の一人、スペイン生まれのサルバドール・ダリ(1904年-89年)。
1929年に彗星のようにパリの美術界に登場した、シュルレアリスムを代表する画家です。
映画や演劇、ファッションなどの異分野へも積極的に参画、さらにジャーナリズムやメディアにも盛んに登場し
芸術と芸術家のあり方を変革した、先駆者なのです。
スペインの芸術家というと、
建築家のガウディ
個性的な芸術家の多い国ですね。
スペイン芸術は、ヨーロッパの中でも特異なのだそうです。
その理由は、スペインが、地中海、ヨーロッパ大陸、アフリカ大陸そして大西洋という、
四つの文化圏が交接する半島国だったことにあるそう。
民族と文化のメルティング・ポットから生まれたものなのですね。
独創的な作品と、ひげと目を見開いた写真が印象的で、
奇人のように思われがちなダリですが、繊細で気づかいのある人だったとのこと。
フェルメールを高く評価していたということに、ダリの本質の一片が見えるような気がします。
ダリは、制作方法を「偏執狂的批判的方法 (Paranoiac Critic)」と名付けています。
さまざまなイメージを合わせた、写実的な描法の作品は、まるで夢のような風景画!
シュルレアリスム以前の作品や、映画・アンダルシアの犬、ダリのデザインの宝石なども展示され、
ダリの世界を多面的に楽しむことができました。
12月12日(月) までです。
いつでも混んでいる様子ですので、できるだけお早めに!
ランチは、ミッドタウンの
モンドリアン風のステンドグラスがオシャレ。
オススメはロティサリーチキンです。
半券サービスがあります。