銀座教会東京福音会センターで「キリスト教美術展」開催中です

イメージ 1
銀座4丁目にある、銀座教会東京福音会センターギャラリーで、第40回「キリスト教美術展」を見てきました。

イメージ 2
                会場中央の彫刻 五十嵐芳三先生


キリスト教美術協会」には、国画会、新制作、独立美術、自由美術、主体美術、創画会などの団体の中心として活躍されている方もいらして、そのレベルの高さは、国際的にも知られているほど。
40回展となる今年は、関西学院大学青山学院大学でも開催されるそうです。

12名の会員作品、5名の招待出品から、一部ですがご紹介させていただきますね。

イメージ 3
蝦名協子先生の「人・明日へ」

首の下、胸の部分には悩み苦しむ姿、前に進みだす姿が描かれています。 
顔と首の半分の、色の部分は、悩みや考えを表しているそう。
思考の複雑さ、人間というものの複雑さを感じ取れます。
進み出した先は教会へ続いているのですが、教会でなくても神様でなくても、それぞれが心の中に持っている
拠り所とするものの象徴としての教会、ということです。

イメージ 4
連作の「朱の教会」
煉瓦色のような朱色に包まれた教会は、あたたかな場所、心の拠り所。

蝦名先生の作品は、いつでも自分を受け入れ迎えてくれる場所があることを教えてくれます。
だから何も恐れずに、悩みや苦しみを抱えつつも、進んでいこう。
自分の心の中にも、朱色の光に照らされた、あたたかな場所があることに気づき、心が満たされていきました。

イメージ 5

イメージ 6
眞野眞理子先生
イメージ 7
左(特別出品)中島 明先生                                 右 太田 久先生
イメージ 8
(賛助出品)渡辺禎雄先生
イメージ 9

イメージ 10
左(賛助出品)日本のルオー・田中忠雄先生  右(特別出品) 滝沢具幸先生
イメージ 11
竹内 一先生
イメージ 12
續橋(つづきばし)守先生
イメージ 13

イメージ 14
松岡裕子先生
イメージ 15

イメージ 16

イメージ 17

イメージ 18

イメージ 19
実力のある作家の方々が、共通のテーマ(キリスト教にちなんだ作品)で
作成した絵画、彫刻が展示されているためか、
抽象的で難しい作品であっても、作者が意図しているところに、触れやすい気がしました。
ギャラリー全体に、統一感のある空気が流れているのも素敵です。

クリスチャンでなくても、得るものが多く、見応えのある展覧会です。
メトロ銀座駅、JR有楽町駅からも近く、入場無料ですので、
ぜひお出かけくださいね。

2016年6月28日(火)~7月15日(金)
11:00~19:00(但し日曜日は12:30~19:00、最終日は11:00~18:00)
月曜日は休館です。

湘南美術アカデミー