サントリー美術館で「没後100年 宮川香山」展 17日(日)までです

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びーっくりしました!
「欧米を感嘆させた、明治陶芸の名手(ファンタジスタ)」と展覧会のサブタイトルにありましたが、
私も感嘆、驚嘆!あーなんて素晴らしい展覧会だったのでしょうか。
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まず、精巧でリアルな蟹がついた鉢にビックリ。
まん丸なウズラも、一羽丸ごと、壺についています。
体の一部だけ壺に接着、なので立体的に飛び出しているのです。

香山の生み出した全く新しい技法「高浮彫(たかうきぼり)」です。

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どうやって焼いたのか、謎の部分が多いそうです。

高浮彫の装飾については、歪みが生じやすく焼成が難しいため、 花瓶や壺の表面の立体的な鳥は内側に空気穴をあけて、
胴のふくらみが変形しないようにしているのだそうです。

フィラデルフィア万国博覧会(1876)など国内外の博覧会で多数の受賞を重ねたそう。
立体的な部分だけでなく、細部にわたって美しい模様があったりして、とにかく手が込んでいます。
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高浮彫にも感激しましたが、自身の窯を二代香山に継がせ、制作を陶器から磁器へ転換し、
釉薬と釉下彩の研究に取り組み、出来上がった新たな作品が、またまた素晴らしい!
淡い釉薬の焼き物の美しさは忘れられません。

14日までです。ぜひお出かけくださいね。

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ランチは六本木駅近くの「リオグランデグリル」で。
サラダとドリンクバーのついたシュラスコランチがオススメです。