銀座教会東京福音会センターで、蝦名先生所属の展覧会開催中

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蝦名先生の大切な方々が遠くからいらしていて、
札幌時代のなつかしいお話をしてくださったのですが、
たいへん心あたたまるお話で感動しました。

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田中忠雄先生の作品

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渡辺禎雄先生の版画


銀座教会東京福音会センターで開催中の
湘南美術アカデミーの蝦名協子先生のギャラリートーク
「昨日・今日 そして明日へ」がありました。

信者であるなしに関わらず、
国画、新制作、独立などに所属される方も多くいらっしゃる
優れた作品が並ぶ展覧会でした。

蝦名先生の絵を見るたびに、思い出そうとしても思い出せないような、
漠然としたなつかしさが湧いてきて、
いつかの遠い遠い記憶を刺激されるような気がするのですが、

さて蝦名先生は、どのような思いで描いていらっしゃるのでしょうか。

お話が上手な蝦名先生。
参加者は始まってすぐに、
蝦名先生が子ども時代に過ごした札幌の街に、
タイムトリップ。

おじいさまが勤めていた北大の植物園のこと、
家ではシスティーナ礼拝堂の写真やゴッホの画集を見たりして過ごしたこと。
絵の教室と日曜学校が好きだった、のんびりした小学生時代。

東京に引っ越し、恵泉女子大付属中学校に転入し、
日本のタピストリー界の先駆者島貫昭子先生と出会ったこと。

高一の時の芸大夏期講習のこと。
そして芸大に入学したこと。

1994年に日動画廊で見たキリスト教美術展に衝撃を受け、
「私の絵の進む道はこの展覧会にある」と感じたこと。

36歳で国画会の会員、44歳で、キリスト教美術協会の会員になり、
精神性の高い絵画を目指しながら、
国画会45年間、
キリスト教美術展を25年間続けているというお話。

1975年からこれまでの作品のテーマの流れは、
ご自身のその時の状況がよくわかるものでした。

私と私を見ている私
 家族
自然から得た色使い 
状況から抜け出したい(尿管結石になり)
 顔や手足をバラバラに描く(新たな試み、発見) 
そして現在描いているいるのが、人物+風景

ギャラリートークを聞くことで、
先生の作品の見方を、ひとつ深められた気がします。

展覧会は12日(日)までですので、銀座までぜひお出かけください。