経営学部の大学生が見た「片岡球子展」

知り合いの大学生が、初めて見たという「片岡球子」ワールド。
今の自分に重ね合わせて観覧した、
大学生ならではの視点が新鮮に思えましたので、
ご紹介したいと思います。

Lush Lifeより

東京国立近代美術館で開催されている、片岡球子展へ行ってきました。

ふらふらと館内を歩きながら考えたことは、ふたつ。

「貫くこと」

片岡球子さんは、「落選の神様」と言われていたほど、最初は周りから評価されませんでした。
『ひとが何とー言おうとも、自分のやりたい方法で、自分の考えるとおりに、どこまでも描いていきなさい。』
当時、言われたことばだそうです。

「正解がない」ことはとても多いなと思います。
私の専門は経営です。まだ仕事として扱ったことは無いですが、それでも、「何か新しい試みをした時は、最初は認められない。貫くことで、徐々にそれが浸透し、新たな基準となる。」そう感じます。
万人受けすることもたしかに大切ですが、自分がやりたいようにやり抜くことのほうが強さだなと個人的には思います。


「たくさんの情報を集め、自分なりの絵を描く。」

心に残ったのは、中盤のコーナー。
「書こうと思ったらその対象を本などで徹底的に調べ、時代背景や、その時その人が着ていた服などについて知る。でも、絵の中では忠実に再現するわけではなく、片岡球子さんならではの色づかいや形になって現れてくる。」

そんなことが書いてあったと思います。

たくさん情報を得たとしても、学んだことって目には見えないんですよね。
目には見えないから、「結局何を得たの?」なんて聞かれてしまうととても悔しいんです。
大切なことは、得たものを使って、どんなアウトプットを出すかということなのかなと思います。

以前聞いたことに、『人の真似をしていたら一番にはなれない。憧れの人を追いつつも、常に「自分だからこそできること」を探しなさい。』という言葉があります。
その通りだな、と思いつつも、「自分ならでは」の形を考えすぎてしまい、動けなくなってしまったこともありました。
一つ目の、「貫くこと」に関連して、結局は「理想形を持ちつつも、自分がやりたいようにやり抜く」ことで自分ならではの形が作られるのかなと思います。


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