9月で終了したヴァロットン展。
メディアでよく取り上げられていた、
麦わら帽子の女の子が赤いボールを追いかけている
麦わら帽子の女の子が赤いボールを追いかけている
「ボール」の前には
人だかりができていました。
人だかりができていました。
いつの間にかヴァロットンの視線の位置を探していますが、
その位置がよくわからなくて落ち着かない。
なんだかザワザワしてしまいます。
ヴァロットンは19世紀末のパリで活躍したスイス生まれの画家で、
なんと100年以上前の画家なのです。
今見てもファッショナブルで斬新なアートです。
なんと100年以上前の画家なのです。
今見てもファッショナブルで斬新なアートです。
シャバンヌや、
公共的な華やかさやファッショナブルさとは違い、
ヴァロットンは、
見る側の黒い部分や暗い内面を刺激することで、
共感が生まれるような気がします。
ボナールやヴュイヤールが所属し、
「見たままに描く」というゴーガンの芸術理論や
ジャポニズムに大きな影響を受け、
輪郭線と平坦な色の面による大胆な画面構成という特徴を持つ
ナビ派の活動に参加していたヴァロットン。
ヴァロットンは、
実験的な絵を描いていてナビ派にとどまらなかったということですが。
実験的な絵を描いていてナビ派にとどまらなかったということですが。
約60点の油彩と、
三菱一号館美術館が所有するヴァロットンの版画187点の中から、
希少性の高い作品だけが展示されていましたが、
初めて見たこの版画も素晴らしかった!
浮世絵の収集家でもあったヴァロットン。
黒の部分が多い木版画の手法は、浮世絵の影響でしょう。
白と黒のシンプルな版画で、サイズも小さいのに、
こんなにも表現している版画は見たことがない。
これからも三菱一号館美術館に注目です。
ランチは、三菱一号館美術館チケットで受けられる、お得なサービスを利用して、
私たちは地中海料理の「アンディーブ」で、
スパークリングワインのプレゼントをいただきました。
大きな窓から緑豊かな中庭の見える
ブリックスクエアのレストランも展覧会と合わせてオススメです。