幸せな子どもたちを見に「こども展」へ

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六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで、
こども展を見てきました。
 
モネ、ルノワール、ルソー、マティスピカソなどの
全87点の子どもの肖像画のうちおよそ3分の2が日本初公開というもの。
 
これまで見てきたそれぞれの画家の作品と、
少し違った空気を感じるのは、
愛おしい子どもだからこそ描きたい、
という画家の気持ちと、
愛されていることにゆるぎない自信や安心感を持っている
幸せな子どもの、
関係性から伝わってくるものでしょうか。
 
レゴでお出迎えしてくれたルソーの「人形を抱く子ども」はちょっと違います。
ルソーの7人の子どものうち6人が幼い頃になくなっているのだそうです。
 
この絵のモデルは、ルソーが頭の中で描いた
7人の子ども全員の姿のような気がします。
スカート姿なのに男の子のようにも見える、
不思議な足の形で空中に座っている大きな子ども。
鮮やかな色を背景に、くっきり描かれた子どもの顔は、
よく見ると清々しい表情をしています。
 
抱えているお人形は、お父さんであるルソーなのではないかしら。
子どもへの深い愛と願いを込めたからこその
子どもの形だと、胸を打うたれます。
 
チケットホルダーの女の子は
ピカソが子どもを遊ばせる時に描いた絵です。
切り紙のお人形で、どんな風に遊んであげたのかしら。
 
29日までですので、ぜひお出かけくださいね。