「はじめての美術 絵本原画の世界2013」

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「はじめての美術 絵本原画の世界2013」が
9月8日(日)まで開催されています。
 
山脇百合子さんの『ぐりとぐら』や、佐藤忠良さんの『おおきなかぶ』や『ゆきむすめ』、
田島征三さん、長新太さん、林明子さんまで、月刊「こどものとも」の絵本を中心に、
1950 年代から2000年代にわたり出版された絵本の原画が並びます。
 
母に絵本をたくさん読んでもらって育った私はまさに「こどものとも」世代。
こどものとも」が家に届くのが楽しみでした。
 
ページをめくるごとに驚かされる絵の魅力、母の声が奏でる言葉の流れや音の響き、
私が初めて出会った総合芸術だったと思います。

私は母になり、やはり自分がしてもらったように、生まれたばかりの娘にも、
良質の絵本を厳選して読み聞かせました。
選ぶ基準は、絵の魅力と内容がハッピーエンドであること。
 
良質な絵本として有名な『おおきなかぶ』の挿絵は、
彫刻科の佐藤忠良さんによるものです。
1939年に東京美術学校彫刻科入学。
新制作協会彫刻部創立会員で、
東京造形大学創立より多数の後進の教育に携わった方です。
 
また太田大八さんは、長崎県出身。
多摩美術学校卒業。1949年デビュー以来、130作の創作絵本、
230作の児童書の挿絵を手掛け、90歳を超えた今でも活躍していらっいます。
この太田さんが長崎の海辺の子ども時代を書いた
『だいちゃんとうみ』(1979年8月刊行の『こどものとも』作・絵太田大八
の挿絵の素晴らしいこと!どのページも名画です!
一流の芸術家が手がけた絵本の持つ力を感じてくださいね。
 
 
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広々とした美術館で、資料コーナーやレストランも充実しています。
 
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  『だいちゃんとうみ』福音館書店
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