神奈川県立近代美術館、鎌倉館のカフェ・レンコン

 『コレクター気谷誠の眼 鯰絵とボードレール展』を見てきました。コレクター気谷誠(1953-2008)の世界を紹介する展覧会で、地震を起こした鯰絵(明治期中心)と西洋版画などが見られました。

気谷さんは、日本を代表する洋古書収集家・愛書家。図書館勤務のかたわら、美術史、書物文化史を研究し、美術や書物に関する著作を発表。残念ながら昨年若くして亡くなり、価値の高い膨大な蔵書がパリで競売されたそうです。そんな気谷さんの魅力の一端を知る展覧会であったと思います。

鎌倉館は、坂倉準三による日本のモダニズム建築の名作。中庭にはイサムノグチの彫刻・こけしがあります。

二階のカフェ・レンコンからは、鶴岡八幡宮の赤い橋や蓮池が望めます。Wi-Fiが使えるのも便利ですね。一階には写真のようなお休みスペースがあり、ここからの景色もレンコンと同じく素晴らしい!

9月22日からは「シャガールマティス、そしてテリアード 20世紀フランス版画と出版」展が始まります。